トヨタBZ4Xはヒョンデアイオニック5に負けてる?日韓EV対決を徹底調査!

カーライフ
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こんにちは~、カラアゲ大好きパパです。

クルマ業界ですが電気自動車の波がジワジワと来てますね!

お隣である韓国からもかなり強敵な完全電気自動車がやってきました。

今回は、「トヨタBZ4Xはヒョンデアイオニック5に負けてる?日韓EV対決を徹底調査!」と題し、先日発表されたトヨタの本気電気自動車である「BZ4X」と、これまた日本で発売された韓国からの刺客であるヒョンデ「IONIQ5アイオニック5」を紹介していきます。

この記事でわかること・・・

  • トヨタBZ4Xの価格はいくら?
  • トヨタBZ4XとヒョンデIONIQ5の比較
  • これからの自動車はどうなるの?

ここから始まる電気自動車競争ですが、海の向こうはすでにたくさんのEVが発表されており、それらのクルマたちも間違いなく日本にやってきます。

ライバルたちの電気自動車に国産勢は果たして太刀打ちできるのでしょうか?

今回は、「トヨタBZ4Xはヒョンデアイオニック5に負けてる?日韓EV対決を徹底調査!」と題し、100年に一度の大変革に国産メーカーは対応できるのかも考えながら、これからの自動車のミライを考えてみようと思っています。

よかったらお付き合いください。

 

トヨタBZ4XはヒョンデIONIQ5に負けてる?性能を徹底比較!

まずはトヨタBZ4XとヒョンデIONIQ5のカタログ性能を比較してみましょう。

*航続距離は国際基準であるWLTCモードや、日本基準のJC08モードなどありますが、実燃費として一番かい離が少なく、実用的にもっとも信頼がおける基準であるアメリカのEPAサイクルで記載しています。

みなさんもクルマを買う際にカタログなどで燃費がどれくらいか見ますよね?

正直、日本のJC08表示は信用にならず、実燃費とはかけ離れた数値です。

必ず実際の燃費が知りたいときは、アメリカ基準であるEPAサイクルモードを参考にしましょう。

トヨタBZ4X

エントリーモデル

バッテリー容量

71kWh

駆動方式:FF

トヨタBZ4X

ハイエンドモデル

バッテリー容量

71kWh

駆動方式:AWD

ヒョンデIONIQ5

エントリーモデル

バッテリー容量

58kWh

駆動方式:FR

ヒョンデIONIQ5

ハイエンドモデル

バッテリー容量

72.6kWh

駆動方式:AWD

航続距離(EPAサイクル表示) 402km 366km 374km 412.5km
最大充電能力(10~80%充電時間) 150kw

約30分

150kw

約30分

175kw

18分

221kw

18分

最高出力/最大トルク 150kw/265Nm 160kw/336Nm 125kw/350Nm 225kw/605Nm
0-100km加速/最高速 8.4秒/160km 7.7秒/160km 8.5秒/185km 5.2秒/185km
車重 1920kg 2005kg 1870kg 2100kg
全長・全幅・全高 4690・1860・1650 4690・1860・1650 4635・1890・1605 4635・1890・1605

電気自動車最大のネックといえば、航続距離の短さですよね。

両車比較てみると、駆動用バッテリーの容量は、

トヨタBZ4Xが71kWhに対し、ヒョンデIONIQ5は58kWh72.6kWhの2種類を用意。

航続距離はEPAサイクルモードで、

トヨタBZ4Xがエントリーモデルが402km、ハイグレードモデルの4駆が366kmに対し、

ヒョンデIONIQ5はエントリーモデルが374km、ハイグレードモデルの4駆モデルが412.5km

となっており、アイオニック5のエントリーモデルのみ58kWhだが、航続距離は両者ともほぼ互角!

続いて充電性能ですが、両者ともに150kWh以上の高出力な充電器での充電も可能ながら、日本では一部を除きそこまで高出力な急速充電器は存在しないので充電性能においても日本ではほぼ同等!(海外ではアイオニック5の勝利)

 

では走りが好きな人のギモンですが、走りではどうなのよ?てことですよね。

0-100km/h加速を比べると、bZ4Xの7.7秒に対しアイオニック5が5.2秒!(両車4駆モデル)

最高速もbZ4Xの160km/hに対してアイオニック5は185km/h

トルクにおいてもbZ4Xの336Nmに対し、アイオニック5はなんと605Nm。

605ニュートンといえば、もはや高出力なスポーツカー並み!その押し出しパワーを0から味わえるのはモーターならでは。

走りのスペックにおいてもアイオニック5が優勢です!

 

居住空間ではどうでしょうか?

ボディサイズは、アイオニック5のほうが30mm幅広でホイールベースは150mm長く、また車格はホイールベースで決まるため、アイオニック5が少し優位!

インテリアはこんな感じ↓

出典:トヨタ自動車HP

bZ4Xは良くも悪くも今までの乗用車ライク。奇をてらったデザインにはせず、あくまでも慣れ親しみやすいデザインといった所でしょうか。ただ個人的にはもうちょっと先進性のデザインでもいいのではと感じます。

快適な居住空間(Living Space)をテーマに、フラットで広々とした空間が特徴のアイオニック 5のインテリア。インフォテイメントシステムではコネクテッドカーサービスである「Bluelink」が5年間無償で提供され、カーナビの地図データを通信を使ったOTA(Over The Air)でアップデート可能

快適な居住空間(Living Space)をテーマに、フラットで広々とした空間が特徴のアイオニック 5のインテリア。インフォテイメントシステムではコネクテッドカーサービスである「Bluelink」が5年間無償で提供され、カーナビの地図データを通信を使ったOTA(Over The Air)でアップデート可能

出典:CarWatch

比べてアイオニック5の内装は足元が広く開放的!インパネ周りのインフォメンタルでも大画面液晶モニターが二つ並んでおり、極力ボタン類を少なくしたデザインで画期的。素材1つひとつがすっごく良い素材が使われております。

今現在において、世界の電気自動車のトレンドは「シンプル」に「未来的」という新しいデザイン価値が求められています。欧州車においてもテスラまではいかないまでも、やはり“シンプル”かつ“未来的”なデザインが主流になっており、アイオニック5もこのあたりは非常にうまく表現されており、bZ4Xも悪くないですがアイオニック5の内装を見てしまうと

正直、質感においてもめたアイオニック5に軍配が上がるのではないでしょうか。

また各評論家の意見を参照しても搭載している安全装備や走りの質もアイオニック5が優勢だそうです。

Toyota Motor Electric Vehicle bZ4X Test Drive

出典:bloomberg HP




トヨタBZ4Xの価格を考察

トヨタが満を持して発売してきた完全電気自動車のBZ4Xですが、日本国内の販売は定額利用であるサブスクと、リースの販売のみとの発表がありました。

開発責任者のインタビューでは、国内販売はサブスクやリース販売のみの理由について、使用に伴う車載用電池の劣化に対する「お客様の不安を払拭(ふっしょく)する」ためと説明。「bZ4X」の開発では10年後の電池容量の維持率90%を目標としているものの、劣化を懸念する消費者にも「リースであればもう少し気軽に使っていただける」とのこと。

そしてイギリスでのbZ4X販売価格はなんと4万1950ポンド!日本円に換算すると約647万円からです。

アイオニックの日本価格は、479万円からラウンジのAWDモデルが589万円です。

輸送コストなどを踏まえ、もちろん日本国内価格とは価格が若干違いはあるといえやはりライバル車種に比べて、bZ4Xは非常に高くなってしまっているなという印象です。

そこで筆者が考察するに、国内販売のサブスクとリース販売のみという売り方は、値段の高さを曖昧にするためのごまかし手法ではないのかなと感じてしまい、逆にいってしまえばトヨタでさえ現時点では電池のコストと確保が十分ではないと見てとれます。

初代プリウスが、「21世紀に間に合いました」のキャッチコピーで化石燃料依存から脱しようと、採算が合わずとも一般ユーザーに手が届く価格帯で発売したのは、やはり「プリウス」を近い将来の自動車像を世界に知らしめたかったからだったはず…。正直、bZ4Xには初代プリウスのようなチャレンジスピリットがないのがちょっと残念だなと感じました。


これからの自動車の未来とは?

EVには消極的と評されたトヨタも、2030年までに年間350万台のEV販売を目指し、高級チャンネルであるレクサスブランドもEV専門チャンネルにするなど、ようやく巨人トヨタがEVにも舵をきってきました。

しかしこのアイオニック5を見ていると、現時点において欧州や韓国、そして中国の新興メーカーの格安EVなど、まさに生き残りを賭けたEV戦国時代に日本の自動車メーカーは後れを取ってしまっている感が否めません。

日本国内においては、やはりブランドイメージや販売店の多さからトヨタを選ぶユーザーが殆どだと思いますが、クルマの価値やコスパ、機能や走行性能、質感においてもアイオニック5の出来の良さは素晴らしく、韓国車なだけで日本車より下と思っていたイメージがEVでいえばむしろ逆転されてしまっています。

デザインにおいても、内外装のちょっとレトロながら細部までよく出来ており、機能は最新のデジタル技術をふんだんに盛り込まれているのが、芸術分野やエンタメ分野で世界的に注目されている韓国ならでは!と感心します。

期待をこめて日本メーカーに思うことは、日本独特の凝り固まった頑固な価値観が電気自動車を作る上で邪魔になってしまってるんではないかということ。特にトヨタのbZ4Xは、サブスクとリース販売のみという発売前から弱腰な姿勢はやめて、正々堂々と初代プリウスのようなチャレンジャー精神でライバル勢と戦ってほしいと切に願います。

デザインにおいても、迫力あるフロントフェイスやギラギラデザインで高級思想が流行っている日本市場はどこか古臭さを感じてしまいます。もう少し柔軟な目で、心地のいいデザインや感触の良いクルマが増えてもいいんではないでしょうか。

単なる電気自動車を作るのではなく、クルマのコンセプトやメーカーの思想、デザインにおいても新しい価値観を作り出さないと国内メーカーも世界に対抗出来なくなってしまう気がします。

もちろんカーボンニュートラルといった環境問題も大事。ただ環境対策だけではなく、乗ってワクワクするクルマ、乗って楽しいクルマをこれからも作り続けて欲しいと切に願いながらこれからの自動車文化を引き継いでいってほしいなと感じました。

また、日本のEVに対するインフラはまだまだ遅れてしまっているのも、日本車のEVが遅れてしまっている原因のひとつです。あと5年もすればさすがに変わってきているでしょうが、政府にも頑張って欲しいですね。

 

まとめ

今回は、「トヨタBZ4Xはヒョンデアイオニック5に負けてる?日韓EV対決を徹底調査!」と題し、先日発表されたトヨタの本気電気自動車である「BZ4X」と、これまた日本で発売された韓国からの刺客であるヒョンデ「IONIQ5アイオニック5」を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

アイオニック5の完成度の高さと、これからの日本の自動車文化を想像しながら、トヨタbZ4Xの総評をまとめてみました。

これからもどんどん新しい情報を届けて行くので、また見に来てくださいね。

それではまた~☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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